思春期…。
保護者の方々にとっても、難しい時期のようですね。
遠く離れた甥も中学生となり、少しずつ大人の顔になっりつつ、成長がたのしみですが…。
勉強や部活などで、人生で初めての「挫折」を味わっています。
実はこれから大人になるにしたがい、より多くの「挫折」や「困難」が待ち受けていることでしょう。
長い人生のほんの初期ではありますが、本人にとっては初めてのことで苦しんでおります。
そのことには一切触れず、別の話題でせっしています。
手を差し伸べてやりたいところですが、自分の力で乗り越えていってほしいです。
私は家庭がありませんので、お子様がいらっしゃる保護者の方々の、苦労など理解できていないため、不快に感じられるようでありましたら、お許しください。
◆決して渡すことのない14歳の君への手紙
世の中すごい奴がいるけれど、そんな奴と比べたってしょうがない…。
だって、すごい奴の「すごい」部分しかみていないから、ケタ外れにすごい奴に見える。
でも、いちばん比べやすくて、いちばん勝たなければならないのは、自分自身。
昨日の自分より今日の自分の方が1つでも多く、何かを得ていればいいんだ!
それが一年間続けば、過去の自分より365個も勝っている。
分かりやすいね。
「そんなこと知ってるよ!!」
君はそう言うだろう。
そーだよね。
でも友達が活躍しているのをみて、嫉妬してしまうんだよね。
嫌なことから目をそむけ、自分自身と向き合わず。
恥や失敗そしてプライド…。
もう君は大人の仲間入りなんだ。
助けたくても、誰も助けてあげられないんだ。
自分の中の問題。
自分の力で、その殻を破るしかないんだ。
誰もいない場所で、歯をくいしばり、泣きながら努力して…。
今は、そういう時代じゃないかもしれないけれども、
スマートに最初っからできてしまうのも、不自然だよね。
もっと、泥臭く生きたっていいんじゃないのかな?
やってみれば、大したことないよ。
なんとかなるよ。
違った世界が広がるよ。
◆名言・格言
偉人の名言や昔からの格言。
確かに考えさせられる言葉もあります。
今の自分には理解できずとも、時がたち成長もしくは考え方が変わり、重みを感じる言葉もあります。
ですが、当たりまえのようで、実際そのような状況になってみて、はじめて本当の意味で理解する。
そんなこと、たくさんありますよね。
「後悔先に立たず」
「覆水盆に返らず」
「ノコギリでオガクズを挽こうとするな」
でも、二度ともとに戻すことはできない…。
たしかに失ってはじめて、そうなってみてはじめて気付く。
そして…時が経ち…
「のどもと過ぎれば熱さわするる」
先人達が、経験から得た人生の教訓を残してくれているのに…。
そんな言葉も、砂浜に書いた文字のごとく消え去り、白紙の状態から人生を歩んでいく。
失敗や後悔を繰り返しながら、自分で気付くしかないんですね。
人生とは…、何も見えない暗闇の中をさまよい、旅しているようなものなのでしょう。
死ぬ時に、白紙に画かれた「自分の人生」という作品を見た時、どんなことを思うのでしょうか?
生きるって厳しいな〜。
「そんなこと知ってるよ!!」
また、そんな声が聞こえてきます…。