勇猛で恐れをしらず、果敢に行動する人。その行動は不条理な世の中に、風穴をあけてくれるような爽快な感じを与え、非常に魅力的で人気があり、周囲の人々を強く惹きつける。
あなたの周りにもそんな大物(?)はいないでしょうか…。
やがて関係が深くなるにつれ、あなたは違和感を抱く…。
そう…、嘘で塗り固められた偽りの仮面が剝がれ落ち、真の姿が現れるのです。

このブログは、サイコパスらしき人間と深く付き合ってしまったがために、不快な思いをした私の経験をもとに、その「虚偽の仮面」に早く気づき、それを避け不快やトラブルの少ない、幸せな人生を送っていただくために、少しでもお役に立てればと思い投稿しました。
アメリカでは25人に1人、日本では100に1人の割合で存在しており、決して珍しい存在ではありません。あなたのすぐそばでも、カムフラージュして人々を魅了しているかもしれません。
目次
◆サイコパスの特徴
◆サイコパスとは
◆女性サイコパス
◆サイコパスの対処
◆サイコパスに苦しみや悩みはあ
るのか?
◆サイコパスは幸福になれるの
か?
◆おススメ本
◆私の経験

◆サイコパスの特徴
・第1印象が非常に魅力的
・口達者で言葉巧み
・大舞台でも堂々として大物に見える
・人々がためらい、危険を感じることも平然と行う
・虚言癖がある
・承認欲求が強い(自分を大きく見せようとする)
・他人の痛みが理解できない
・恐怖や不安を感じにくい
・傲慢で尊大
・崇拝者のような取り巻きがいたりする
・物事を継続したり、最後までやり遂げることは苦手
・誠実で忍耐の必要な仕事が苦手
・転職を繰り返し、定職が無い傾向がかなり高い
◆サイコパスとは

平気で嘘をつき、常識では考えられない不正を働いても、何事もなかったかのように平然とし、嘘がバレるとそれを隠そうと次から次へとさらに嘘をつく。
完全に嘘がバレて、周りの目に晒されても、普通に会話ができ、不正や嘘についても、あたかも「不当に非難されている被害者」であるかの様に振る舞う。
切れやすく暴言をはいたり、時には暴力を振るい、盗みや犯罪を犯す。
一方、他の場所では、快活で陽気な仮面、ユーモラスで盛り上げ役の仮面と、その場その場に応じてコロコロと仮面を変えて、本当の顔がわからない…。
とある本の表紙のように無いのかもしれません。
全ての関わる人々は、利用する相手であり、会社の仲間も友人も、妻や子供も世間体のための存在であり、カムフラージュなのです。そして、彼らの心は空…。

巧みにたえまなく嘘をつき、良心を持たないがゆえに、罪の意識がないため、そぶりや顔の表情で見抜くことが難しく、警察の目を持ってしてもバレにくい場合もあるようです。
そしてサイコパスの願望は、ズバリ「支配し勝つ」ことです。
また、サイコパスとは白黒ハッキリしたものではなく、非常にグレーな部分も多く、サイコパシーが高いものから低いものまで、程度はさまざまであることがわかっています。
つまり、猟奇的な殺人鬼から軽犯罪者、犯罪を犯すまでいかずとも人々を巻き込んで困らせる者。そして性格面・対人面・行動面でもタイプは多種多様です。
しかし、人々を支配する方法は、殺人や犯罪にむすびつくことは、ほとんどなく、後者の「人々を巻き込んで困らせる者」がほとんどのようです。
また、彼らは役者のように自在な感情表現が得意で、喜び悲しみ興味津々な仮面をいくつも持っています。
なかでも相手に追いつめられ正体がバレそうになると、哀れっぽく涙を流します。もちろん嘘泣きで…。
もしくは、追いつめられると逆恨みをし、怒りだして脅しにかかり遠ざけようとします。
サイコパスは相手の目つきや表情から、「悲しんでいる」「苦しんでいる」ことを読み取る才能が研ぎ澄まされており、これはつまり私たちの弱い部分や心のすき間が見えるということにほかならないのです。

同じ人間ではあるものの、脳の海馬が左右非対称であったり、偏桃体の体積減少がみられ活動が低い。脳梁の形状も普通の人とは大きな差があることが明らかにされています。
ただ、脳のつくりや遺伝だけの問題だけでなく、生育環境がトリガーとなって、中学生頃から反社会的な行動をとりはじめるともいわれています。
遺伝か環境か、答えは両方ということになるようです。
彼らはどこかの時点で「自分は普通の人間とは違う」と気づき、それを隠そうとさらに嘘が上手くなり、良心の呵責や罪悪感を口にすることがありますが、真意で思っているのではなく、それが有効な処世術だと学習したにほかなりません。
そして、サイコパスはサイコパスの特徴だけかというとそうではなく、他のパーソナリティ障害も、複合的にかかえている場合もあるのです。
男性サイコパスは攻撃的な側面を持つ一方で、女性サイコパスは「か弱さ」をアピールすることで、標的を引き寄せたりもします。
◆女性サイコパス

女性に対して奥手な男子が集う、オタク系サークルや理工系の研究などに、なぜか清純そうな女子がひとり、紛れ込んでいることがあります。当然ながら唯一の女子ということでモテやすくなります。サークル内で複数の男子と肉体関係や恋愛感情を持ち、それがエスカレートし、やがてバレて仲間内で問題となるのですが、女子はか弱そうに振る舞い、あたかも強引に関係を迫られた被害者を装い、人間関係が崩壊してゆく…。

結婚詐欺の手口として、家庭崩壊で親の愛情を知らず、金銭的にも困窮し生きていくためには身体を売らなければならない不幸な女の子を演じ、中年男性から大金を引出し、アフターケアで犯罪にならないように、「助けてやって良かった」と思わせる見事なまでの心理操作。
男性サイコパス特有の虚勢を張り暴力暴言などの直球とは異なり、何もできない女子を装い、獲物をおびき寄せ、「か弱さ」を演じ相手から差し出させる、まさに変化球の手口が女性サイコパス?特有だといえます。

また、男性サイコパスより、女性サイコパスが少ないように思われますが、女性は家庭や恋人など、深い間柄で暴力暴言を振るうことが多く、見つかりにくいようです。
女性は「か弱い」という先入観からか、他のパーソナリティ障害と診断されている可能性もあり、女性サイコパスが少ないように思われていますが、実際はどうなのかわかっていないようです。
◆サイコパスの対処
今のところサイコパシーに治療法は無く、サイコパスは治ることを望んでいません。
嘘を見抜くことができなかったあなたでも、一人その仮面を見抜くことができれば、後はイモずる式に彼らの存在が見えてきます。
今まで見えなかったものが見えるようになり、あなたのすぐそばにもいることが判るようになります。
そして、決して珍しい存在ではないことを…。
自分の身を守り、幸せに生きる事がサイコパスに対する最高の報復となります。

・私たちと同じような顔をしていますが、あなたと同じように優しさや思いやりといった心がありません。その様な気持ちは理解できませんが、「良心」が欠落した人々もいるという厳しい現実を受け入れましょう。
・地位や名声など相手が何者であろうと、不気味で違和感を感じたのであれば、自分の直感にしたがいましょう。
・「仏の顔も三度まで」と言うように、嘘も3回続いたらできるだけ早く距離をおくことです。嘘は良心を欠いた行動の要です。
・私たちは恐怖心を尊敬ととり違えることがよくあります。そして恐ければ恐いほど尊敬にあたいする人物だと思いこみます。尊敬の意味を問いなおしましょう。
・自分の身を守ることを最優先にし、力くらべや、からかったり、心理分析をしようとするのはやめましょう。挑発してくるかもしれませんが、絶対にのってはいけません。とにかく距離を置くことです。
・身を守る最良の方法は、相手を避けることです。サイコパスを自分の交友関係や社会的つきあいの中に入りこませることは危険です。完全にしめだすのが難しい場合は、計画をたてできるだけ顔を合わせないようにしましょう。
・ここぞという場面では、笑顔を見せずに毅然とした態度で接することも大切です。
冷たいようですが、「なんだか可哀そう」などと思う必要はありません。彼らは傷ついたフリはできますが、痛みを感じることができないのです。利用しようとしているだけです。
・いよいよ自分の本性がバレだすと、涙ながらに「誰にも言わないで欲しい…」と言うのがサイコパスの典型的なパターンです。
場合によっては、不利になるとまじめな顔をして「あんたは俺に〝借り〟がある」。
これもよく使ってくる手口です。その言葉に妙な説得力がありますが、そもそも害は被っていても、〝借り〟などあるはずがありません。何の意味もない空っぽの言葉です。ためらいもなく切り捨てましょう。
・良心をもたない人間とかかわってしまったら、つらくても被害の少ないうちに見切りをつけましょう。
助けたいと思う気持ちがあったとしても、相手は助かりたいとも、治りたいとも思っていません。ただ、あなたを利用し支配したいだけです。「〇〇につける薬はなく、〇〇は死ななきゃ治らない」まさにその通りです。あなたのその優しさで手を差しのべるべき相手は、本当に苦しみ、自ら助かるために頑張っている人のためにとっておきましょう。
◆サイコパスに苦しみや悩みは
あるのか?

基本的には感じにくい傾向にあるようですが、全てのサイコパスがそうではないことがわかっています。
とある研究によれば、一番の悩みは「孤独感が強い」ことだそうです。サイコパスの特徴から、人が離れていってしまうことが繰り返され孤独感を募らせていくようです。
そして「この世は弱肉強食の世界」と認識しており、人とのつながりや助け合うことが理解できず、何かを成し得たとしても、満足しにくい傾向にあるようで、これも悩みのひとつとなります。
サイコパスは周囲から敵意を向けられていることを認識しており、この世は敵意に囲まれた、四面楚歌と感じているのかもしれません。
またサイコパスは、愛や友情や思いやりなど、「人生の奥深さ」を感じることができないこともわかっており、これらをふまえて考えてみると、哀れな存在にも見えてきます。
◆サイコパスは幸福になれるのか?

歴史上の勝組サイコパスと思われる人物達はたいてい非業の死をむかえています。急速に下降線をたどる傾向は、あなたに関わる小物達も例外ではありません。
つねに過剰な刺激を求めるがあまり、慢性的な退屈がたえずつきまとい、アルコール依存症や薬物中毒におちいりやすく、サイコパスのほとんどが勝組になることはなく、下降線をたどり中年ころには完全燃焼し灰とかしているようです。
私の周りのサイコパスらしき人々も中年となった今は廃人になっているか、周りの人々からは信用を失い相手にされていません。
事実のようですね。
◆おススメ本
職場だけではなく、別の組織や団体・仲間や友達にも、必ず潜んでいます。
虚栄心の塊で、地位の高い者や権力者にとりつき、自分を大きく見せる者。
実は借金まみれのわりに、高級車やブランド物で身を固める者。
何かの団体をつくり、その中で支配し、人々から気付かれぬよう金を巻き上げる者。
彼らの第一印象は、面白く勢いがあり魅力的です。
ですが、深く付き合うにつれ本性が見えてきます。
すべてが嘘で塗り固められた張りぼてだと…。
「調子が良く口達者で嘘まみれ、皆を巻き込み困らせる」
私の経験ですが、この手の人間はどこにもいます。
イロイロと調べて、知識の「色眼鏡」を身に着けることができました。
どうか、職場だけでなくプライベートも、自分を守れるようパーソナリティー障害の知識も高めていきましょう。

中野信子さんの本は、非常に参考になりました。自分の経験とふまえて読んでいくと、今まで出会ってきたサイコパスらしき人々の本質が見えてきます。また、脳の働きの違いまでわかりやすく説明されており、さすが脳科学者と思った一冊です。
「良心」についても書かれていますが、歎異抄の「なにが善でなにが悪かわからない」という親鸞聖人の言葉の意味が違う角度で理解できたような気がしました。

この本に関しては多くは語りません。
マーサ・スタウトさんの「良心をもたない人たち」は、まさにサイコパスに関するバイブルです。自分の身を守るために必ず読んでおきたい一冊です。

私の出会ったサイコパスらしき人々は、マニピュレーターであり、カバードアグレッションでもありました。おそらく、勝ち組サイコパスになってくると、まさに「羊の皮をまとうもの」となっているのかもしれませんね。
じつに頭の切れる恐ろしい人々です。
こちらも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

表紙の絵がとても印象的です。
嘘のつき方が非常に巧妙で、読んでいて何が嘘で何が本当なのかわからなかったですが、それほどわかりにくい嘘をつく人々がいることが恐ろしいです。
「一度その仮面を見抜くことができれば、後はイモずる式にみえてくる」は、サイコパス・マニピュレーター・カバードアグレッション・自己愛性、出会ってきた全てにおいてまさにその通りでした。
◆私の経験
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