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【マニピュレーター・カバードアグレッション】人を操作して攻撃してくる人・周りには好印象一部の人を攻撃してくる人の撃退法(職場の人間関係の悩み)

このブログは、マニピュレーターにより10年間苦しんできた私が、今苦しんでいる方に少しでも、お役に立てるよう投稿させていただきました。
巧みな嘘で人を操り、見えない攻防のやりとりを繰り広げる策略家。
他の攻撃性パーソナリティーと違い、表立って本性を見せず、別の意味で非常に頭が良い印象です。
『ヒツジの皮をまとう者』のとおり、世間にとけ込み普通の社会人としても働くなかで、組織内で将棋やチェスのように、ターゲットを追い詰めてゆく。
ステルス性の見えないやり取りで、地位や権力、もしくは勝利の優越感を得ることに執着する。
時には、その好戦的な態度をあらわにすることもあります。
そして…残念ながら、邪悪な心を持った人間が存在することを、あなたのすぐそば、もしくは同じ職場にもいることを理解して、自分の安全を守り、幸せな人生を歩んでいただくことを望みます。
この見えにくい狡猾(こうかつ)な攻撃から逃れられるようにと願っています。

目次

◆マニピュレーター・カバードアグレッション
◆私の願い
◆おススメ本
◆私の経験
◆最後に

◆マニピュレーター・カバードアグレッション

◆いい人の本当の正体は…

 自分が攻撃されていることにきづけない。
理由が見当たらなくても、自分の直感に素直に耳をかたむけるべきです。
これは本当で、感覚的なもので、無意識に何かを感じています。

 「傷ついているのは相手のほう」と思わせる。
さりげなく責任転換をしてきます。
見極めるのは難しく、無意識のうちに受け身に立たされています。

 自分でも意識していない「弱点」をひそかに突いてくる。
私たちは自分の弱みについて、自覚していないようです。
自分と向き合い、自分のことを知ることで、身を守ることができるようになります。

 「問題があるのは自分のほう」と思わせる。
誰もが自分は無神経で思いやりにかけた人間だとは思いたくありません。
直感にしたがって相手は邪悪な人間と断じるより、自分自身に疑いを向け、負の心を抱いた自分を責めてしまうものです。
ですが、その良心を利用して攻撃してきます。
その良心ですら先にあげた弱点の1つになります。
残念ですが、世の中には邪悪な人間が存在することを理解しましょう。

マニピュレーター・カバードアグレッションの特徴       

マニピュレーター・カバードアグレッションの特徴として、彼らのねらいはただひとつ、勝利し支配することで、他のパーソナリティーと格別な違いはありませんが、その手法は「自分の意図を隠した」闘い方が大きな特徴となります。
サイコパスのことのようにも思もえますが、基本的に彼らは社会に順応できずに、職場を転々とする傾向にありますが、マニピュレーターやカバードアグレッションは社会に順応し、普通の人間として仕事をこなしつつ、自分の欲望を満たすため、人を操り搾取します。
ですが本性は決して現さず、組織の中で「いい人」を演じる、まさに「ヒツジの皮をまとう者」なのです。

特徴

・つねに自分の思いどおりにし、勝利することを求めている。

・人の上に立ち、命じる地位を得ることをつねに望むが、さりげなく攻撃的な意図は隠す。

・一見、礼儀正しく、思いやりがあり、魅力的な印象です。
偽りとはいえ、自分の「見せ方」を心得えており、見抜くことは難しいです。

・狡猾(こうかつ)で負けをなかなか認めようとしない。
弱点につけ入ることに優れ、ひるみでもしようものなら、その一瞬を逃さずに突いてくる。
標的のスキを見抜くことにたけています。

・人間関係とは、搾取する側される側と考え、相手の弱点という弱点は容赦なく利用してきます。

・嘘のつき方が独特。
ほぼ真実を語りますが、肝心な部分(自分が不利になるなどのこと)は抜けていたり、ぼやかしたりします。
また、目的達成のためダミーの嘘をつき、相手に気をそらせ、そのすきに搾取します。

・直接的攻撃ではなく間接的攻撃を得意とします。
自分は手を下さずとも、言葉巧みに人を操作し、攻撃してきます。
また、直接的攻撃であってもハッキリしておらず、反撃しづらい言動・ポジションをキープして攻撃してきます。

 

対処方法 

自分の性格を熟知する
(まずは防御力が土台です)
マニピュレータが切り札としているのが、相手の性格や特徴、弱点をじっくりと時間をかけて、調べ上げ熟知していることを強みとしています。
はじめのうち仲良く接している間も、笑顔の裏側で性格や弱点を観察しています。
無意識でそんなことを考えられるのです。
ですから自分の性格を見つめ直し、弱点を克服することにより、互角に渡り合える力を、高めていくことが唯一の手段で、防御力を高めることが肝要です。


自分の性格を検討する必要性

・過剰に良心的
自分に厳しく他人に優しいタイプか?傷つけられ攻撃されても、原因はこちらにあると自分を責めてしまう。

・自信が無い
自己主張できない。
人間関係のなかで問題解決を図る能力に対する自信がない。
このタイプは防戦一方になってしまいます。

・理詰めでものごとを考えすぎる
相手が攻撃的な行動におよぶのは、きっとそれなりの理由があると考えるなら、おめでたい。
この世には自分の欲望を満たすためだけに、攻撃する人間がいることを受け入れなくてはいけません。

・自信が無く他人に依存する
相手の魅力的(自信・好戦的)な性格に憧れるのかもしれませんが、逆らって見捨てられることを恐れていては、いいように支配され操られてしまいます。

戦略

・先を読んで手を打っていく
相手は優位になるためなら、どんな手段も選ばないと心にとめておきましょう。
決して気を許さず、真実の中に巧妙な嘘が隠されており、攻撃をしかけてきていると警戒を欠かしてはいけません。

言い訳を聞き入れない
(これは非常に大切です)
相手が言い訳を口にするのは、今の支配的立場にとどまることに固執して、自分にとって好都合なものの見方にこちらを取り込もうとしているからです。
その言い訳を聞く耳はいっさいもたず、考えを変えるつもりはないと、相手にハッキリと伝えましょう。

・言葉ではなく行動で判断する
その言葉に騙されてはいけません。
その言葉はダミーで、真の狙いは別にあります。
判断するなら相手の行為それ自体です。

・個人的な限界を設ける
対人関係で力を高めていくには、限界の線引が必要です。
相手の行為にどの程度まで許容でき、それを超えたら反撃もしくは、関係を清算するなど決めておきましょう。
私達の心の領域に、平気な顔をして土足で入って来ます。
線引きをし、NO❕とハッキリ拒否しましょう。

ハッキリと要求する
(とにかくすべてにおいて曖昧にしてはダメです、YES・NO白黒ハッキリさせましょう)
頼みごとをするときはハッキリと相手に伝え、曖昧な言い方を避けましょう。
相手から意図的に誤解させる余地を減らすことができます。
直接的且つ具体的な要求に対して、相手から同じ応答がない場合、攻撃や妨害をたくらんでいると知ることができます。

・直接的な返事だけを受け入れる
直接的で誤解のない要求を告げたら、相手にも直接的で誤解のない返事を要求していきましょう。
返答が極端に長かったり、まったく無関係の内容であるのなら、相手はなんらかのカケヒキを仕掛けていると考えられます。

集中力を保って眼の前の問題を考える
相手はこちらを攪乱(かくらん)させようと、話題を脱線させたりハグラカシといった策略で応じてきます。
今現在直面している相手の問題行為に注意を集中させることが、きわめて重要です。
その時その瞬間こそ、彼らの言動を変化させる急所なのです。

・問いただすときには責任を突きつける
一番の対応策が、「相手を問いただすときには責任を突きつける」です。
非難や責任転嫁、話題をそらそうとする手口などいっさい聞き入れてはいけません。
うそ泣きに対しても、全ての感情を捨て、ただそれに関して注意を集中させることが肝要です。
ただ、私の経験ですが、突き詰めて謝罪して頭を下げてきたので(これもダミーの謝罪)、こちらもキツイことを言ったと頭を下げると、頭を下げさせることが目的で、相手が非を認めたことに対して、対等な立場に持ち込み、過去のネタで罪悪感を持たせて攻撃をしてきました。
まったく気を許せず、精神をすり減らす思いでした。

・あざけりや憎しみ非難は避ける
攻撃性パーソナリティーは、攻撃をしかける口実探しに余念がありません。
相手に立ち向かうことに怖気づく必要はありませんが、攻撃的にならずに立ち向かえるのは、すぐれた交渉力であり、話し合いを効果的に進めるための欠かせないスキルです。
この交渉力は常日頃の態度もふくめ、高度なスキルと感じています。
しかし、相手の行動に対して、この「攻撃的にならずに立ち向かえる、すぐれた交渉力」こそが、彼らのもっとも得意とする能力ではないかと思います。
マニピュレーターがマニピュレーターを手懐ける様子はよく観察してきました。

・脅迫するような真似は避ける
説得することで相手に変化を促すのではなく、脅すことによってその言動を変えようとしてはいけません。
脅しは脅しで攻撃は攻撃で応じてくるため避けるべきです。

・行動は素早く起こす
「山の斜面を下るブレーキの壊れた列車は、下り始めのその瞬間がもっとも容易にとめることができる。
ひとたび勢いがついてしまうと、どんなに効果的な対応も手遅れになってしまう。
心のブレーキが欠落している彼らの暴走をくい止めることは、膨大なエネルギーと時間が必要となる」
もしも、すぐに対処できるのであれば理想ですが…。
彼らは、相手が手強いと分かると、容易に止めることができますが、ひとたび自分より「下」とか「弱い」と判断すると、少しずつ動き出して、いずれは手をつけられない暴走機関車へと変貌していきます。
常日頃の他愛もない会話のなかで、優劣を勝手に判断していきます。
舐められやすい人は要注意です。

◆私の願い

これらの対処方法は確かに有効ですが、徹底的にやれる人には向いています。
かなりのダメージを軽減させることはできるはずです。
ただ、常に注意を集中させるのは神経をすり減らし、疲れてしまうのが普通の人間ではないでしょうか。
私の様にためらってしまう人には、難しい部分もあります。
避けることができないのであれば、ダメージをくらう覚悟で、勇気をもって挑むしかありません。
苦しい戦いになると思いますが、どうか今…、苦しんでいるあなたが、この知識と勇気で邪悪な者に打ち勝つことを願います。
なぜならば、それが私のあの者に対する復讐だからです。

◆おススメ本

職場だけではなく、別の組織や団体・仲間や友達にも、必ず潜んでいます。
虚栄心の塊で、地位の高い者や権力者にとりつき、自分を大きく見せる者。
実は借金まみれのわりに、高級車やブランド物で身を固める者。
何かの団体をつくり、その中で支配し、人々から気付かれぬよう金を巻き上げる者。
彼らの第一印象は、面白く勢いがあり魅力的です。
ですが、深く付き合うにつれ本性が見えてきます。
すべてが嘘で塗り固められた張りぼてだと…。
「調子が良く口達者で嘘まみれ、皆を巻き込み困らせる」
私の経験ですが、この手の人間はどこにもいます。
イロイロと調べて、知識の「色眼鏡」を身に着けることができました。
どうか、職場だけでなくプライベートも、自分を守れるようパーソナリティー障害の知識も高めていきましょう。

「他人を支配したがる人たち」 (ジョージ・サイモン)
  マニピュレータ・カバードアグレッション撃退の「バイブル」です。
  このブログを閲覧いただくよりも、本書を購入することをおススメします。

「良心をもたない人たち」
  サイコパスの本です。

◆「平気でうそをつく人たち」
  パーソナリティ障害の本です

◆私の経験

これは私の経験で10年間苦しんできました。

私よりも17歳年上の会社の先輩Nが、うつ病のため3年ほど休職しており、降格しましたが復帰し、同じ部署に配属されました。
人あたりも良く、ものごしやわらかで、とても好印象でした。
すぐに仲良くなり、一緒に仕事をしました。
しかし先輩Nは降格したことと、上司が同僚であることがオモシロクないようで、何かにつけて皆の前で上司に「仕事の段取が悪い・コミュニケーションができていない」など、他にも本当に細かいことまでも、まるで嫁と姑の関係のようにグチグチと言っていました。
ですが私や他部署の人達には、穏やかで親切にしてくれていたので、さほど気にもとめていませんでした。
プライベートでは、趣味の海釣りにも連れていってくれました。
体調を崩し数日休んだときも、わざわざ家にまで来て栄養ドリンクを持って来てくれました。
復帰し会社に行くと、「部下が体調不良で休んでいるのに、上司は見舞いにもいかないのか?!」と言った後、「あーだから人がついてこないんだよ」と聞こえるように私に愚痴をこぼしました。
また、仕事もやる気が無い様で、人が来ない倉庫の奥で、株式投資や趣味である軍艦プラモの部品を綺麗にヤスリがけをしていました。
私も奥へ呼ばれて上司の悪口や趣味の話しなどしていましたが、『こんなことやっていて良いのだろうか?』と染まりゆく自分に嫌悪感をいだいたりもしていました。
労働組合の執行部などの役員を任され、何年も経験するうちに、上司の大変さを感じる様になりました。
積極的に手伝う様になり、仕事も教えてもらい、上司と少しずつ信頼関係ができつつも、腐りきった先輩Nともバランスを取りながら仕事を進めていきました。
ある時、先輩Nが「あいつ(上司)は、全然ダメ!さっき、もっとしっかりやれ!って言ってやったよ。どうせダメだろーけどね」
いつもの愚痴だったのですが、一所懸命に働く上司のことを思うと腹立たしくなり、無視して去った瞬間、先輩Nの顔がショックで悲しそうな表情に変わりました。
その翌日から、先輩Nの風見鶏が向きを変え、ターゲットが私となりました(まさかこれが10年も続くとは)。
笑いは一切消え、冗談も言えない…。
仲良くしていたので攻撃のパターンは熟知していました。
1つは、本人に聞こえる様に別の誰かと、(私のことだと)分かる様に悪口を言いつつ、私とはハッキリしておらずグレーで攻撃してきます。「私の悪口を言うのはやめて下さい」と言おうものなら、待ってましたといわんばかりに、「お前のことなんて言ってないよ!因縁つけるのはやめてくれ!失礼な奴だな。それとも自分のことをそう思っているのか?それはお前の勝手だけど勘違いするな、謝れよ!」こんな切り返しから、隣にいる人を仲間につけてグレーな直接攻撃がはじまります。
どちらともとれる曖昧なスタンスで…。

もう1つは、仲間達をつくり利用します。
他部署の役職者にとりつき、その部署にとってのマイナスになる情報ばかり告げ口をし、自分の部署の上司を攻撃させます。
それにより上から目線で支配者を気どります。
同じ様なダークな心を持った人も仲間にして攻撃させます。
また、老若男女問わず「いい人」を演じます。
なぜか?全ては先輩Nの防御となるからです。
先輩Nの悪口を言おうものなら、「人の悪口は言わない方がいいよ!Nさんはいい人だし…」と自分の評判が落ちるだけです。
時間をかけて緻密に作戦を考えて、鎧と盾で身を守り、人を操作して攻撃させる完璧主義者…。
かなり厄介で強敵です。
変化球の攻撃を得意とする彼らには、ドストレートな直球勝負がかなり有効です。
どうしても許せず、呼び出して何度か問いただしたことがありました。適当にはぐらかしたり、別の話題を持ち出し話しを脱線させようともしてきましたが、毅然とし責任を突きつけたところ観念したのか、「勘違いするような事をしてすみませんでした」と頭を下げて謝罪してきましたので、「次からお願いしますね。私もキツイ言い方をしました」と頭を下げたところ、態度が変わり「勘違いさせたとはいえ、そのキツイ言い方も酷いもんだが、お互いの信頼関係を壊したのはお前さんのせいだ!これで、さらに溝が深まったな~」と言ってきたので、睨み合いになり、去っていきました。
「勘違いするような事」という曖昧な言葉と謝罪は、私に頭を下げさせるためのフェイクで、真の狙いは、私に非を認めさせることにより、対等な立場からさらに罪悪感を持たせ攻撃をし、自分を正当化させるための手段であったと思います。
私の性格を熟知しているようで、なんとも気味が悪かったです。

最悪だったのが、同じ部署で働く後輩Tもクセ者で、傲慢で自分のことを「特別な人」と思い込んでおり、人とよくモメる問題児でした。
後輩Tは自己愛性パーソナリティー(専門家ではないので私が診断してはいけませんが、素人目で見てもモロです)で、これを利用しコンビネーションを組んでの攻撃で大ダメージを受けました。
普通の人は自分に害が無ければ、そう思い通り動いてはくれないでしょう。
ですがこの手の人間は優位性が強いので、操作しやすく思い通りに動かせたようですが、暴走するので多少面倒な部分があった様です…。
そんな腐った環境のなか、上司が延長を断わって60歳で定年退職し、私が上司となりました。
言うまでもなく、苦しい展開へと進んでいきました。
先輩Nは私のふところにいますので、部署内の事情は把握できます。
ですので、他部署に知られると困る事情も全て情報を流されて、内部からの破壊(内臓が食い荒らされている感じがしました)が生じました。
新たに配属された後輩Kも、自己愛性後輩Tのパワハラで耐えきれず、総務に報告し他部署へ移動してしまい、人員不足の中で上司の私に全ての負担がまわってきました。
先輩Nは「人を上手に使え!・仕事をキチンとまわせ!・あれもこれも出来てない!・全然ダメ!」
後輩Tを取り込んで、仕事の内容での攻撃を耐えに耐えて、精神的にも参っていました。
人員不足で困っているのを見かねた社長が、一人配属してくれるようになりました。
私の部署は先輩Nも含めて60代の部下ばかりで、一番若い後輩Tも40代でしたので暗い覇気のない感じで、朝礼のISOの唱和も協力したくないのか、私一人が必死で声をあげて士気を高めようとしていました。
今思うと、当時の自分がバカみたいで哀れで痛々しく思えます。
新しい人が入ってきてくれるから、なんとかもっと元気に…、朝だけでも…ISOの唱和だけでも…なんとかしたい!…しなくては!

頼めるのは後輩Tだけでした…。
「朝のISOの唱和、一緒に声だしてよ、新しい人も入ってくるし、このままの雰囲気じゃー困るから。Tにしか頼めないし…」
「…出してるじゃないですか!!」
「そうか…。俺は聞こえてないから、じゃーもう少し大きい声で」
「出してるよ〈怒〉!!」
「だしてねーだろ!」
押し問答が少し続いたあと、
「いい加減にしろ!誰のせいでこんなに苦労しとるとおもっとるのよ!声を出せ〈怒〉!!」
「…はい…出します…」
その後、総務へ呼ばれて応接室に入ると、後輩Tが私にパワハラされたと言ってきたとの事。
先輩Nの飼い犬のようになっている後輩Tにも手を焼いて、上司としての威厳も何もない、無力な自分に落ち込みました。
新しい人が入って来る事と、雰囲気の悪さに、ISOの唱和のお願いをしたところ、少し押し問答となった事を告げました。
その後、応接室で上役数人と私と後輩Tとで話し合いとなりました。
「なー、Tと俺はまだこれからも一緒に仕事をしていかなくちゃいけないから、仲良くしていかないと…」
突然泣き出し、「ずーとパワハラされてきて、辛くて悔しくて…」
そのあとは、私の目を見ずに、泣きながら激しく怒鳴りつけ、ボロカスに言ってきました。
啞然としました…少しの間黙っていましたが、あまりのひどさに我慢しきれず、戦闘モードに切り替わる寸前、上役数人が
「はいはい、やめやめ終わり~」
応接室での話し合いは打ち切られました。
その後、後輩Tがパワハラで心の病になっているとの事で、診断書を提出してきたとのことでした。
頭がハゲているのは、私のパワハラのせいとのことです。
その1週間後、他部署から別の人が私の上司として配属されました。
その人は、後輩Tの元上司で、以前Tと取っ組み合いのケンカとなり、Tが私の部署に配属してきたのでした。
これで後輩Tは私のことは無視するも、その上司には媚びて媚びて媚びまくり、働くようになりました。
問題は先輩Nです。
60も過ぎており退職金ももらい、上司の査定も無い。
もう無敵状態です。
嫌がらせをすることが、生きがいのようでした。
上司のおかげで攻撃は分散されましたが、それでも大変でした。
65歳で退職し、コロナのおかげで送別会もなく、ホットしました。
私の部署も年寄りがいなくなり、20代30代の後輩が配属されて、活気良く仕事を進めておりましたが、体調を崩して他部署へと移動となりました。
後輩Tはまた誰かとトラブルを起こし、会社中で腫れ物扱いをされていますが、本人はいっこうに気付いていません。
上司には媚びていますが、もめた人達からその上司が対応をせまられて苦しんでいます。
自己愛性からも離れることができ、今は楽しく仕事を進めています。

◆最後に

自己愛性は強烈ですがわかりやすく、皆が仲間になってくれます。
ただ、マニピュレーターやカバードアグレッションは本当に手強いです。
私も人間的に未熟なのかもしれません。
思い出すと、悔しくて悲しくて泣けてきます。
恥ずかしい内容の話でしたが、私の力では解決できませんでした。
時間が解決してくれました。
今は良い人間関係の中で、冗談を言いながら明るく楽しく一生懸命仕事をしています。
今、苦しんでいるあなたにも、必ず夜明けがきます。
どうか希望を捨てずに、光を求めて進んでください。

閲覧いただき、ありがとうございました。

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